図1−1−4 北九州市の男女各歳別コーホート変化率の推移(1989〜1995、89−95平均、89−92平均、92−95平均)
オ国勢調査べースヘの変換 以上の仮定をもとに推計した結果は、住民基本台帳べースの推計人口である。通常、行政計画に関連する将来推計人口には国勢調査べースを用いる。このため、住民基本台帳べースの推計結果を国勢調査べースに変換する。変換パラメータには、1990年10月1日現在の男女各歳別の両ベースの人口の乖離率を用いた。この乖離率は、男女とも10代後半で国勢調査が住民基本台帳を上回っており、前者を後者で割った乖離率は男女とも19歳の1.05が最大である。また、男子では20代から50代にかけて1を割り込み、20代前半で0.95前後の最小を記録する。就学および就業の関係で、住民登録をしつつ北九州以外に居住している人々によるものと推測される。今後、この乖離がどうなるかの見通しはたてにくいが、こうした住民登録と国勢調査との乖離は今後も一定程度存在しつづける可能性は高いので、同様の乖離率が続くという仮定をおいた。 なお、最終的に報告書を書く段階で1995年の国勢調査結果が入手できたので、1995年の値は推計値ではなく、実績値を掲載した。
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